エイジングケアは多角的アプローチが大切!今からはじめたいこと7つ

2021.06.14 スキンケア
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20代後半くらいから気になりはじめるシミやしわ、たるみ。エイジングケア化粧品をそろえて、毎日鏡とにらめっこ…なんてことはありませんか?しかし、基礎化粧品は肌を保湿してふっくらさせてくれても、年齢にともなう肌の衰えを止めることはできません。少しでも若々しい印象の肌をキープしたいなら、さまざまな方向からアプローチするのが大切です。スキンケアと合わせて毎日取り組みたい7つの習慣をチェックしておきましょう。

エイジングケアは何をする?

目元や口元のシワ、ほうれい線、縦長に開いた毛穴、浮き上がるシミ、など、肌の衰えにともなうトラブルはどのように対処したら良いのでしょうか。

基本を知る

肌の衰えが気になったら、はじめに肌老化の原因を知るのが大切です。以下の記事で詳しく紹介しているので、チェックしておきましょう。

原因がわかれば、エイジングケアで最初にやるべきことが見えてきますよ。

「エイジングケアはいつから?何をすればいい?「落とす」「守る」ケアの見直しからはじめよう」

内側と外側からのケアが大切

「エイジングケアはいつから?何をすればいい?」でお伝えしたとおり、ファーストステップは「洗いすぎない・奪いすぎない・保湿の徹底」が大切です。しかし、これは化粧品に頼ったケア。

化粧品だけでは、肌の老化に立ち向かうことはできません。肌の老化は体の内側で起きているため、化粧品=外側からのケアだけでは不十分。だからこそ、エイジングケアは、体のメンテナンス&生活習慣の見直し=内側からのケアが必要です。

老化を止めることはできなくても、内側・外側からのケアを続ければ実年齢−5歳肌を目指せますよ。

今日からはじめたいエイジングケア7つ


「落とす」「守る」ケアと合わせてやりたい7つの習慣を紹介します。参考にしてくださいね。

①固くなった肌や体をほぐす

肌や体がカチカチだとめぐりが滞ります。めぐりは、美肌作りに必要な栄養を全身に届け、老廃物や不要な水分を排出するのにかかせません。

老廃物や水分が体内に蓄積すると、顔や体がむくむのをご存知の方も多いはず。では、その重みでたるみが生じるのは知っていましたか?

老廃物や水分の重みで皮膚が下垂して、顔のたるみを引き起こします。そこで取り入れたいのが、ほぐすケアです。朝晩のスキンケアの後などに、首や肩周り、口角結節をほぐしておきましょう。

ちなみに、口角結節はモダイオラスとも言われ、顔の筋肉が集まった部分を指します。場所は、えくぼができる位置です。

それでは、簡単なほぐしケアを紹介します。

【首・肩ほぐし】

  1. オイルなどを首・肩周りに塗って、指の滑りを良くする
  2. 手をグーの形にして、人差し指・中指の第二関節を顎下にあてる
  3. 顎下から耳の下⇒首筋⇒首の付け根⇒鎖骨上の順に手を動かしす
  4. 首の付け根から肩に向かってなでるように手を動かす
  5. 左右2回ずつ行う

【口角結節ほぐし】

  1. 親指を口の中に入れ、えくぼができる位置(コリッと固くなっている部分)に人差し指と中指をあてる
  2. 指で挟んで、円を描くように揺らす
  3. 30秒〜1分、左右行う

いずれもやさしく、いた気持ち良いと感じる程度の力加減で行います。

時間に余裕がある時は、全身のめぐりを促すためにストレッチするのがおすすめです。

②顔の筋肉を鍛える

顔の皮膚や脂肪を支える表情筋が衰えると、シワやたるみにつながります。鍛えると顔全体のリフトアップ、シワ・たるみ・ほうれい線などを目立たなくするのに有用です。

トレーニング前に、注意点を確認しておきましょう。

  • 正しく表情筋を動かすために、鏡を見て行う
  • 毎日続けるのが大切。やめると筋肉は衰える
  • 顔を動かすときはゆっくり

それでは、簡単なトレーニングを2つ紹介します。

【トレーニング①】

  1. 頬の肉をぐっと吸い込んで、唇を尖らせる
  2. 1をキープしたまま、小鳥がくちばしを動かすように唇を上下に10回動かす
  3. 口の中に空気をためてパンパンにふくらませる(10〜15秒キープ)
  4. 1〜3を3回行う

【トレーニング②】

  1. 口を閉じ、右の口角を斜め上に引き上げる
  2. もとに戻す
  3. 左の口角も行う

引き上げる時は10〜15秒、もとに戻す時は5〜10秒かけて、ゆっくり動かしましょう。

普段から口角を上げるよう意識するとGOOD。口角のリフトアップが期待できるだけでなく、周囲の人に明るい印象を与えられますよ。

③体はポカポカモードをキープ

体の冷えは、百害あって一利なし。肌トラブルだけでなく、頭痛・肩こり・便秘などの原因になります。

厚生労働省の研究班が、冷えに関するトラブルについて情報を発信しています。冷えの影響をチェックしておきましょう。

体のポカポカモードを維持する工夫を紹介します。

  • 飲み物はホットか常温をチョイス…冷たい飲み物は体を内側から冷やす
  • くびれている部分=首・手首・足首・ウエストを守る…季節に関わらず、靴下や腹巻き、ネックウォーマーやストールを活用
  • 入浴で体を芯からあたためる…40度のお湯・10分・全身浴が○
  • 眠る時は湯たんぽを活用…足がひんやりしていると、眠りの質に悪影響

外気温が低い冬、冷房で室内が冷える夏など、1年中、ポカポカモードを妨げる原因があります。1日の終わりは、お風呂でしっかり体を温めるのがおすすめです。充実したバスタイムを過ごすヒントは、以下のページで紹介しています。

バスタイムに関する記事一覧ページ

④適度な運動

「運動が美容や健康に良いのはわかっていても、忙しくてできない」「そもそも、体を動かすのが嫌い」など、なかなか習慣づかない方も多いのではないでしょうか。

運動が嫌いという人は、「歩く」を意識することからはじめてみましょう。通勤や買い物時に「早歩きする」なら簡単にできますよ。また、エレベーターやエスカレーターは避けて、階段を使いましょう。

TVを見ながら・歯磨きをしながらなど、○○しながら太ももの上げ下ろしやかかとの上げ下げをするのもおすすめです。

1日5〜10分頑張れるという人は、以下のメニューに取り組んでみましょう。

  1. 足を閉じて、仰向けに寝る
  2. お腹にぐっと力を入れる
  3. 足を閉じたまま床と垂直になるよう持ち上げる⇒床すれすれまでゆっくり下ろすを1回として15回繰り返す
  4. 足を床に下ろし、呼吸を整える
  5. 足を床と垂直になるよう上げ、太ももの内側の筋肉を意識してゆっくり15回開閉する
  6. スクワットを15回する
  7. 1〜6を1セットとして、2〜3セット行う文

本格的に運動を頑張りたい人は、筋トレ+有酸素運動を。動画配信サイトで自分のレベルにあった筋トレやダンスを探して取り組んだり、ウォーキングやランニングをしたりしましょう。

少しでも良いので、毎日続けるのが大切です。座りっぱなし・寝っ転がりっぱなしから脱出して、「動く」習慣を身につけましょう。

⑤食事は「定食風」を意識する

肌の弾力を生み出すコラーゲンのもとになるたんぱく質、良質なコラーゲン合成をサポートするビタミンC、肌にハリをもたらすビタミンB類…など、エイジングケアにおすすめの栄養素は多岐に渡ります。

栄養バランスをあれこれ考えるのは大変なので、「定食風メニュー」でさまざまな食材を口にするよう心がけるとベター。

もっと栄養を意識したい!という人は、たんぱく質・脂質・糖質・ミネラル・ビタミン類をバランス良く摂取しましょう。何を口にしたか、不足しがちな栄養は何かを見極めて、次の食事で補います。

なお、過度な食事制限によるダイエットは、肌作りに必要な栄養が取れず肌老化を加速させると心得て。ダイエットを考えるなら、バランスの取れた食事と適度な運動に取り組むのが○。

⑥早く寝る・ぐっすり眠る

加齢にともない滞りがちになる肌の生まれ変わり「ターンオーバー」を整え、肌の再生や活性化を促す成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中です。

エイジングサインが気になる日ほど、早めに布団に入るようにしましょう。ぐっすり眠れば、心身の疲れも取れますよ。

布団に入っても眠れない、ぐっすり眠れないときは、入浴法を工夫しましょう。以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

「眠れない、眠りが浅い…そんなときこそお風呂でリラックスを」

⑦こんな習慣は今すぐ改善

老け顔まっしぐらの悪しき習慣は、今すぐやめましょう。

喫煙…体内が酸素不足になり、細胞がダメージを受ける。体内のビタミンCが破壊される
姿勢が悪い…肩が丸まり、あごを突き出した姿勢は、顔のたるみを引き起こす
無表情…スマホやPC操作中は注意!無表情は表情筋を衰えさせる

他にも、頬杖、肌をこする、夏以外は紫外線対策をしない…などが挙げられます。「これ、肌に良くないかも」と感じることは今すぐやめるのが吉。思い当たる習慣がないか、一度生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

数年後のきれいのために、体の内側に着目したエイジングケアをしましょう。とはいえ、紹介した7つの習慣すべてを、完璧にこなそうとするとストレスになりかねません。自分のライフスタイルに合わせて、できることからはじめてみませんか?

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