女性ならほぼ毎日行うブラッシング。
実はヘアダメージとブラッシングには深い関係があり、クシやブラシの種類や方法を見直すのがヘアケアにはとても重要なのです。
このコラムではブラッシングによる髪への影響、クシやブラシの種類や正しいブラッシング方法をご紹介致します。
髪をとかすブラッシングがいちばんダメージを与えている
日常生活の中で髪が傷む原因はさまざまですが、もっともダメージを与える行動はブラッシングとされています。
摩擦でキューティクルを傷めるだけでなく、誤った方法は毛先に大きなダメージを与えてしまうのです。
ブラッシング方法を見直そう
正しいブラッシング方法と、ダメージを最小限にするコツをご紹介しましょう。
なるべく優しく髪をとかそうと思ってはいても、実際に時間をかけてブラッシングするのは難しいものです。
それでもいきなり根本から髪をとかすのは禁物!
何気なくとかすだけでは確実に髪にダメージを与えてしまいます。
髪は毛先、中間、根本と3段階にわけてとかし、根本から毛先にむかって一気にとかすのは絶対にやめて下さい。
ロングヘア以外の方も同様で、先に毛先を整えてからブラッシングするようにしましょう。
勢いよくとかすのではなく、ゆっくりと動かすのもポイントです。
また、とかす前にクシ通りをよくするトリートメントをつけるのもおすすめです。
アウトバストリートメントなら髪の補修もできて一石二鳥ですね。
特にオイル系のトリートメントを使うと摩擦を軽減できますよ。
クシやブラシそのものを見直そう
クシやブラシはどんな人でもひとつは持っていると思いますが、その正式名称はご存じですか?
何気なくお持ちのものはおそらく有名な形のものだと思います。
クシやブラシは目的別にたくさんの種類があり、形や素材がさまざま。
プラスチック以外の素材に目をむけたり形を選んでみるだけで、ブラッシングのダメージが減って違いが実感できるはずです。
クシとブラシにはたくさんの種類がある
クシとブラシの種類がたくさんある理由は、ツヤをだしたりヘアセットに使ったりと目的別に作られたからです。
適切なものを選ぶことでなりたいヘアスタイルに近づいたり、トリートメント効果をアップさせることができますよ。
そもそもクシとブラシの違いとは?
クシはコームとも呼ばれ、髪をとかす「歯」が1列平たくついているものです。
日本では古くからクシが使われており、髪をとかすだけでなくまとめ髪に飾るヘアアクセサリーとしても使われてきました。
ヘアセットとしては髪を分けたりなでつけるのが得意で、クシを使えば髪の量が多い方でも地肌からすっきり分けることができます。
一方、ブラシは髪をとかす歯が何層にも立体的にたくさんついています。
髪をとかすのはもちろん、ヘアスタイルにボリュームを出す道具として使われるため、美容院には複数の形状のヘアブラシがあります。
髪質やシチュエーションに合わせて使い分け
のちほどご紹介しますが、クシやブラシにはそれぞれ得意なことと向き不向きがあります。
ご自分の今の髪質、ヘアスタイル、使うシチュエーションによって最適なアイテムが異なるのです。
何気なく購入するクシやブラシはオーソドックスな形状であることが多く、目的や髪質によってはそのアイテムが最適ではないこともあります。
意識的に種類を使い分けることで使い勝手がよく、ヘアダメージを最小限に抑えることができますよ。
クシの種類と材質
それでは、まずクシの種類と材質をご紹介しましょう。
ブラシほどバリエーションがない
クシは形が平面であるため、ブラシほど形状にバリエーションがありません。
本体が動物の形をしていたり、持ち手の形が変わっていたりすることはありますが、歯が付いたクシ部分は平らで1列です。
・テーツコーム:目の粗い歯と細かい歯が両サイドそれぞれにあるコーム。美容師むき。
・ジャンボコーム:本体が大きく歯も粗い、手ぐしでざっくりとかしたようになるコーム。整髪剤やパーマなどの薬品を塗布するのにも便利。
・テールコーム:持ち手の先が長く伸びてとがっているコーム。持ち手で地肌から髪をきれいに分けることができる。
このほか、仕上げに飾る装飾が美しい飾りクシなどがあります。
一般的なコームは持ちやすいように歯の反対側に持ち手がついています。
主な材質はプラスチック、木
クシの主な材質はプラスチックか木になります。
地肌への歯のあたりが柔らかく、髪に飾ることもあったことから、日本では木製の柘植(つげ)のくしが有名です。
木製なら椿油のような植物油とも相性がよく、昔はトリートメントとして椿油を塗ったつげのクシで髪の手入れをしていました。
現代ではプラスチックが主流ですが、そのままでは静電気が起きて髪にダメージを与えます。
これを防ぐため、静電気防止の素材を練りこんだプラスチック製のクシもあります。
購入する際は静電気防止タイプを選ぶといいでしょう。
ブラシの種類と材質
ブラシは立体構造のため、ヘアセットしやすいように様々な形が作られました。
家庭で使うものは限られますが、美容室にはたくさんのブラシがあるようです。
ブラシは種類豊富で迷ってしまうほど
あまりにたくさんの種類があるブラシですが、その系統は2つ。
髪をとかすブラッシング目的のものと、ヘアセットに使う特殊なものです。
代表的なものをご紹介しましょう。
・デンマンブラシ:ヘッドが角ばった半円状のブラシで、最も有名な形状です。イギリスのデンマン社が発売したもので、ベース部分はゴム製のためしっかり髪をとかすことができます。
・クッションブラシ:形はデンマンブラシに似ていますが、ベース部分がクッションでできているので柔らかいのが特徴。ブラッシング力より髪にツヤを出したり、頭皮マッサージするのにむいています。
・ロールブラシ:360度円形に歯が植えられたブラシで、ブローやスタイリングにむいています。また、髪のクセを伸ばすのも得意で、ヘアセットむきのブラシです。
・スケルトンブラシ:歯の数が極端に少ないため、ざっくりとかせるブラシ。手ぐしで整えたようにしたいときや、髪が長くて絡まる方にむいています。
自宅で使うなら主にこの4系統があれば十分ではないでしょうか。
プラスチック、木、獣毛
ブラシの種類はクシ同様にプラスチックと木、それに獣毛が加わります。
獣毛とは主に猪毛と豚毛で、それぞれに特徴があります。
猪毛は硬くてコシがあり、ロングヘアや髪質がしっかりした人、頭皮マッサージがしたい人、ブラッシング力を求める人に最適。
一方の豚毛は非常に柔らかく、髪のダメージが気になる人や髪質が柔らかい人、ショートヘアの人にむいています。
どちらも天然の油が補給できるので、髪にツヤが出るのが嬉しいポイント。
髪のもつれをとるだけでなく、お手入れにも使えるのが獣毛ブラシの特徴です。
整髪剤やトリートメントに使うなら獣毛以外を!
ダメージを最小限にするため、ブラッシングにはトリートメントが大切です。
ただし、天然素材である獣毛にトリートメント成分は相性が悪いことが多く、毛の傷みや変質が起こります。
一般的なインバストリートメント程度なら、乾いた状態でブラッシングするのに問題ありません。
整髪剤やアウトバストリートメントをなじませる場合、髪にたっぷりとつけた直後などは、プラスチック製品を使うようにしましょう。
獣毛ブラシは髪や頭皮へのあたりが柔らかく天然油のツヤが出る反面、水洗いなどのお手入れのしやすさはどうしてもプラスチック製に軍配が上がります。
まとめ
普段何気なく行っているブラッシングですが、種類を選ぶだけで髪の状態は見違えます。
もつれをとって整える、ツヤを出す、ヘアセットする、そしてトリートメントを行きわたらせる…。
目的別に何種類かそろえて、本格的なヘアケアをしてみましょう。
クシやブラシを見直してトリートメントを上手に使い、ブラッシングのダメージを最小限に抑えて下さいね!
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