最近、白髪が増えたかも…と感じていませんか？いつから染めるべきか、白髪染めの種類は…など、加齢と関係するデリケートな話題なだけに、周囲の人に相談しにくい方も多いことでしょう。白髪は20代〜30代でも生えてきますし、目立つ方もいます。白髪が生える理由や白髪染めの種類などをチェックしておきましょう。
どうして白髪になるの？
そもそも、髪に色がある理由をご存知ですか？髪の毛を作るのが根本にある毛母細胞で、近くにメラノサイトがあり、メラニン色素を生成しています。作られたメラニン色素は、毛母細胞に渡されて髪に取り込まれるので黒髪になるのです。
メラニン色素というと、肌のシミの原因と考える人も多いはず。色素沈着するので嫌われ者のメラニンですが、紫外線や炎症などのダメージから肌を守ったり、髪の毛に色をつけたりする役目があることを覚えておきましょう。
なお、メラニン色素は黒褐色系と黄赤色系の2種類が存在。黒褐色系メラニンが多いと黒髪に、黄赤色系メラニンで量が少ないとブロンドになります。白髪は、何らかの原因でメラニンが髪に取り込まれない状態です。
白髪が生える年齢は個人差が大きく、早ければ10代から、遅い方だと40代になっても白髪が生えてこないことも。まず、白髪が生える原因をチェックしていきましょう。
黒髪に必要な栄養の不足
栄養不足によって髪の成長に必要な材料が不足したり、メラノサイトの働きが低下したりすると、白髪が生えてしまいます。特に、以下の栄養が不足すると、白髪になる可能性が…。
①たんぱく質
髪の毛の主成分は、たんぱく質の一種であるケラチンで、18種類のアミノ酸で構成されています。アミノ酸の中でもチロシンは、髪の材料だけでなくメラニンの材料としても必要。たんぱく質が不足すると、すこやかな髪が育まれない、メラニンが不足して黒髪にならないなどを招きます。
②ミネラル類
ミネラルは、体のさまざまな機能を整えるのに必要な栄養素。特に髪と関わりがあるミネラルは次のとおりです。
銅…メラニン色素を作る際に必要な酵素チロシナーゼを活性化させる
亜鉛・鉛…髪の成長に必要。ケラチンを合成する
カルシウム…メラノサイトの働きをサポート
③ビタミン類
紫外線ダメージや空気の汚れ、ストレスなどさまざまな原因で発生し、細胞を傷つける活性酸素は、毛母細胞やメラノサイトに悪影響。ビタミン類は、活性酸素から髪や細胞を守り、すこやかに整えるためにかかせません。
ビタミンC・E…抗酸化作用があり、細胞の若々しさを維持するのに必要
ビタミンB群…細胞をすこやかに保つ
遺伝
英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ遺伝学研究所の研究で、白髪が生えやすくなる遺伝子が特定されています。両親のどちらかに白髪が多い場合、遺伝によって白髪が生えやすくなるのです。
ストレスの影響
仕事、人間関係、環境の変化など、精神的ストレスの原因はたくさんあります。精神的ストレスは、血液の流れを滞らせる要因の1つ。すると、髪の成長やメラニンの生成に必要な栄養が細胞に届かず、白髪を発生させます。
また、ストレスを受けたときに分泌されるホルモンも、白髪への影響大です。ストレスホルモンと言われる「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」により、皮脂分泌を促す「ステロイドホルモン」が出されます。さらに、ストレスを受けたときは、男性ホルモンやアドレナリンの量もUP。
すると、頭皮の皮脂が過剰に分泌され、空気や紫外線に触れて酸化します。その酸化ダメージがメラノサイトの働きを鈍らせ、十分なメラニンが作られず白髪になるのです。
加齢で細胞の働きが低下
加齢に伴い、毛母細胞やメラノサイトの働きが衰えます。個人差はありますが、老化に伴い白髪が生え始めるのは20代後半〜30代前半です。
紫外線ダメージ
人間の体のなかで、もっとも太陽に近いのが頭です。つまり、紫外線ダメージを一番受けているパーツということ。
紫外線によって頭皮に発生した活性酸素は、細胞にダメージを与えます。すると、メラノサイトの働きが低下して、十分なメラニンが作られず白髪になってしまうのです。
みんなはいつから染めている？染め方は？
株式会社リクルート「白髪に関する意識調査2018」によると、20代で33.3％、30代で52.8％・40代で75.4％の女性が白髪染めまたはファッションカラー（おしゃれ染め）で白髪を染めているのだそうです。
なお、年代が上がるごとに、ファッションカラーから白髪染めにシフトする方が増えます。
白髪染めといっても、何種類かあるので特徴を知っておきましょう。
【定番！】ヘアカラー
髪の内部までしっかり色づかせる染め方です。
特徴：根本までしっかり染められる。黒髪にも色が入るので、髪全体のカラーチェンジを楽しめる
色持ち：良い。1ヶ月程度、白髪が目立ちにくい
デメリット：薬剤を髪の内部に浸透させるので、髪・頭皮にダメージ大。化学染料ジアミン配合の薬剤を使用するので刺激が強いく、かゆみや頭皮かぶれなどを起こす場合がある
【髪や頭皮への負担少なめ】ヘアマニュキュア
髪の表面を染める方法です。内部も多少染まりますが、髪の深部までは染まりません。
特徴：髪表面をコーティングするので、つややかな仕上がりに。ヘアカラーより髪と頭皮へのダメージが少ない
色持ち：2〜4週間で色が落ちる
デメリット：頭皮に薬剤の色がつくと落ちにくいため、根本までしっかり染めなられない。そのため、カラー後2週間程度で白髪が気になることもある
【手軽なセルフカラー】カラートリートメント
白髪を染めるカラートリートメントなら、入浴時に簡単カラーリングができます。シャンプーのときに使っているトリートメントを、専用商品に置き換えるだけです。
特徴：頭皮や髪へのダメージがかなり少ない
色持ち：1週間程度で色落ちする
デメリット：・数回使用しないと白髪が色づかない。また、ずっと使い続けないといけない
【ナチュラル志向の人に】ヘナ
敏感肌の方や、自然なカラーリングをしたいという方に人気なのがヘナ（植物染め）です。ヘナはオレンジ色の色素を持つ植物で、たんぱく質（髪の毛）につくと発色する性質があります。
特徴：天然色素なので頭皮や髪にやさしい。ヘナでコーティングされるので髪にツヤが出る。色はオレンジのみだが、天然染料インディゴ（青色）を混ぜればブラウンカラーが作れる
色持ち：2〜3週間
デメリット：材料が入手しにくい、染料の準備が手間、染まるまでに数時間〜半日以上かかる、植物アレルギーがある人は使用に注意が必要
ファッションカラーも白髪染めも髪にダメージあり
白髪の有無に関わらず、髪を染める行為そのものが頭皮や髪にダメージを与えます。パサツキ、抜け毛、切れ毛の原因になるので、カラーリングをしたら毎日のヘアケアは抜かりなく！
カラーリングでデリケートになった頭皮や髪には、低刺激なヘアケア剤がおすすめです。オーガニック成分配合のものや、刺激になりやすい成分フリーの商品をチョイスするとGOOD！
まとめ
ツヤやしなやかさをキープするため、毎日ていねいなヘアケアにいそしんでいる方も多いことでしょう。ですが、どんなに頑張っても、加齢などが原因で白髪が生えてきてしまう可能性は否めません。そんなときは「自分に合う白髪染めを見つける＆カラー後のケアの徹底」が大切。ツヤのある美髪で、いつまでも若々しい印象を守りたいですね。
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商品画像
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| ブランド | Larét ラーレ | Larét ラーレ | Larét ラーレ |
| 商品名 | オーガニックバーム フレッシュローズの香り | オーガニックミストオレンジジャスミンの香り | オーガニッククリーム スリープラベンダーの香り |
| 特徴 | 朝のスタイリングに！うるっと水光ツヤとニュアンス束感自由自在 | 日中の乾燥対策に！なめらかしっとりなのにサラッとまとまる | 寝る前のヘアケアに！毛先まで潤い、ナチュラル美髪 |
| タイプ | ヘアワックス | ヘア＆スキンミストローション | 洗い流さないトリートメント＆ハンドクリーム |
| 内容量 | 30g | 80mL | 70g |
| 販売価格 | 2,178円（税込） | 2,178円（税込） | 2,178円（税込） |
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