頭皮のベタつきやにおい、髪の毛のパサつきが気になる夏。対策は何をすればいい?

2021.08.27 ヘアケア
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紫外線や汗、皮脂の影響で、頭皮や髪の毛のトラブルが起こりやすい夏。一生懸命シャンプーしても、かゆみやべたつき、イヤなにおいに悩まされる方も多いのではないでしょうか。頭皮や髪の毛のトラブルを防ぐには何をすれば良いか、チェックしておきましょう。

夏に頭皮&ヘアのトラブルが起きるのはなぜ?

夏は気温が上昇し、皮脂や汗の分泌量がぐっと増えます。そして、7、8月は一年でもっとも紫外線が強い時期です。

皮脂の増加や紫外線と聞くと、顔や体のベタつきやシミ、日焼けを真っ先に思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、頭皮や髪も影響をうけているのです。

また、海やプール、日除けのための帽子などもトラブルの原因になります。それでは、夏になると頭皮や髪のトラブルが起きやすい理由を、詳しく見ていきましょう。

皮脂や汗が増えて頭皮環境が悪化

頭皮は、体の中でも特に皮脂が多い部分です。気温が上がる夏は、いつも以上に皮脂が増え、さらに汗もたくさんかきます。すると、分泌された皮脂や汗の汚れ、頭皮の古い角質をエサにして菌が繁殖。イヤなにおいが発生します。

また、過剰に分泌された皮脂が毛穴を詰まらせるので、髪の毛がぺたんとしやすくなったり、べたついたりすることも。

皮脂や汗の影響は、それだけではありません。頭皮は肌(皮ふ)の一部です。顔同様に、肌の細胞が周期的に生まれ変わるターンオーバーがあります。

しかし、空気に触れて酸化した皮脂や汗の汚れ、毛穴づまりによってダメージを受けた頭皮は、ターンオーバーが停滞。すると、頭皮のかゆみやベタベタしたフケなどのトラブルを招きます。

美しくしなやかな髪は、土台となる頭皮がすこやかでなければなりません。毛穴づまりやターンオーバーの乱れなど、頭皮環境の悪化を放置すると、髪が細くなる・切れ毛・抜け毛などの原因になります。

強い紫外線で頭皮と髪が弱体化

体の中でもっとも太陽に近いのが頭皮と髪です。しかし、UVケアが手抜きになりがちという方も多いのではないでしょうか。

夏の強烈な紫外線は、頭皮の乾燥やターンオーバーの乱れを引き起こし、かゆみやフケの原因になります。

さらに、紫外線は髪にも大ダメージ。髪の乾燥、髪の強度が弱くなり切れ毛や枝毛、ツヤ感の低下、パサツキを引き起こします。これは、髪を構成するケラチンたんぱく質が紫外線で破壊されたり、酸化によって髪にダメージを与えるシステイン酸が生成されたりするためです。

また、髪の表面にあるキューティクルも剥がれやすくなるので、髪は外的なダメージを受けやすい無防備な状態に…。

ちなみに、海やプールで思う存分、水遊び…というのは夏ならではの楽しみですよね。しかし、髪が濡れたまま紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速されて、よりダメージが大きくなるのでご注意を。

なお、ケラチンたんぱく質は海水に溶けやすい性質があるので、海水浴はより一層ヘアダメージを受けやすくなります

帽子による蒸れ

紫外線対策として帽子は有用ですが、内部は熱がこもって蒸れやすくなります。皮脂や汗がより一層分泌され、さらに雑菌も繁殖しやすい環境に。かゆみやにおいが発生する原因になります。

とはいえ、帽子による蒸れよりも、紫外線ダメージのほうが頭皮や髪への影響が大きいもの。通気性の良い帽子や吸湿速乾素材の帽子を選ぶなど工夫しましょう。

帽子だけでなく、髪を結ぶのも頭皮の蒸れにつながります。可能なときは、髪をほどいてムレを解消すると良いでしょう。

頭皮やヘアのトラブル対策は何をする?


夏特有のトラブルを起こさないためには、3つのポイントがあります。それぞれチェックしておきましょう。

正しく洗う・乾かす

分泌過剰な皮脂や汗の汚れをきちんと落として、頭皮を清潔に保つのが頭皮トラブルを起こさないカギ。しかし、べたつきが気になるからと洗浄力が高いさっぱりめのシャンプーを使うのはNGです。

皮脂や汗でベタついても、紫外線ダメージを受けた頭皮内部は乾燥している可能性があります。また、本来、頭皮を乾燥から守る役目がある皮脂を落としすぎると、保湿のためにかえって皮脂が出てしまうので注意してください。

シャンプーは「汚れはきとんと落とす」「頭皮に必要なうるおいは残す」を基準にして、商品を選びましょう。なお、洗浄力が低い=低刺激なシャンプーというわけではありません。洗浄力が低すぎると、汚れが落としきれずにかゆみやにおいが発生することもあります。

汚れや皮脂の量・整髪料の有無、頭皮の乾燥レベルなどをチェックして、自分にあうシャンプーを選ぶのが大切です。

なお、レジャーで紫外線をたっぷり浴びて、頭皮の日焼けやほてりがあるときは、冷たい水で濡らしたタオルで頭皮をおおって、クールダウンしてから洗うと良いでしょう。

自分にあうシャンプーを準備したら、正しく洗って乾かすのが大切です。シャンプーのNGポイントをチェックしておきましょう。

【これはNG!】

  • シャンプー前にブラッシングしない
  • 髪を少しだけぬらして、すぐシャンプー剤をつける
  • 痒みがあるからと、爪を立てる&ゴシゴシこする
  • すすぎが短い
  • 熱めのシャワーで洗う
  • 髪の根元にトリートメントをつける
  • タオルドライせずドライヤーをあてる
  • ドライヤーをあてすぎる
  • ドライヤーをせず自然乾燥

具体的なシャンプー方法や髪の乾かし方は「ヘアケアの順番、意識していますか?」で紹介しています。記事を参考に、今夜から実践してくださいね。

「ヘアケアの順番、意識していますか?正しい方法で天使のツヤ髪になろう!」

紫外線ダメージをブロックする

顔や体に日焼け止めを塗るように、髪にもUVケア商品を使いましょう。近年、髪用のスプレータイプの日焼け止めの種類が豊富になりました。

美髪効果(ツヤ、サラサラ)、顔にも使える、汗や水に強い、香りなど、機能が充実しているので、自分の好みにあう商品を見つけると毎日楽しく紫外線対策ができますよ。

なお、日焼け止めスプレー以外の対策もチェックしておきましょう。

帽子→ムレやにおいが気にならないならOK。通気性の良いものを選ぶ
日傘→片手はふさがるが、帽子のようにムレないのがメリット
髪の分け目を変える→分け目部分は頭皮が露出しているので、ダメージが集中しやすい。ときどき分け目を変えてダメージを分散させるとよい

AM10:00〜PM3:00くらいまでは、非常に紫外線が強くなります。外出時は、日焼け止めスプレー+αの対策で頭皮と髪を守りましょう。

ヘアケア剤でうるおいをキープ

紫外線対策をきちんとしても、ダメージをゼロにはできません。夏は、どうしても髪がパサつき、頭皮も乾燥しやすくなります。頭皮の乾燥はターンオーバーの乱れを、髪の乾燥はパサツキ、切れ毛、枝毛を引き起こすので、こまめに保湿しましょう。

ミストタイプのヘアケア剤なら、シュッと吹き付けるだけなので簡単に保湿できます。手も汚れにくいので便利。

なお、水溶性成分ばかりのミストは、水分が蒸発する際に、髪や頭皮のうるおいを奪います。ヘアミストはオイル配合タイプを選ぶのがおすすめです。また、紫外線や汗、皮脂の影響で弱体化した頭皮や髪には、オーガニックなどの低刺激なヘアケア剤を使うと良いでしょう。

どうしてもヘアダメージが蓄積したときは、インバストリートメントでしっかり補修しましょう。あわせて、洗い流さないトリートメントで、ドライヤーダメージから髪を守ると、しっとりつややか美髪に整いますよ。

まとめ

顔や体の紫外線対策やスキンケアは万全…でも頭皮や髪のケアを怠っていませんか?頭皮や髪のトラブルが増える夏だからこそ、シャンプーの見直しや紫外線対策、保湿ケアをしっかりしておきましょう。かゆみやにおい、パサツキなどのトラブルに悩まずに、太陽の季節を思い切り楽しんでくださいね。

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