スペシャルケアに最適!ヘアトリートメントの使い方や効果を徹底解説

2021.02.08 ヘアケア
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髪のダメージが気になるとき、サロンでトリートメントするとツヤツヤになりますね。自宅でもできますが、毎日するには濃い気がする…使用頻度はどれくらい?洗い流すタイミングは?自宅で行うヘアトリートメントの使い方と意義をおさらいして、丈夫で美しい髪を作りましょう!

トリートメントってそもそも何?いつ使えばいいの?

シャンプーの後に使う仕上げ剤の一種です。一般的なトリートメントはクリーム状で、お風呂で洗い流すインバスタイプ。髪がツヤツヤになる理由と効果を知っておきましょう。

髪の毛の内部に栄養分を届ける仕上げ剤

ヘアケアで大切なのは髪表面のキューティクルと髪内部のタンパク質の保護です。パーマを繰り返して髪内部が傷むと、髪のハリ・コシが低下して枝毛や切れ毛が発生します。髪がうねる原因にもなりますが、トリートメントはそういったトラブルを防ぐ仕上げ剤です。

仕上げ剤の中で髪の中まで油分と保湿成分が届くのはトリートメントです。リンスは表面の保護、コンディショナーはリンスとトリートメントの中間くらいの性質です。

トリートメントの具体的な効果

髪の毛の表面にはウロコ状のキューティクルがあって髪を保護しています。カラーなどの薬剤はもちろん、普通のブラッシングやシャンプーの摩擦でもキューティクルははがれ、髪表面の傷みの原因になります。そこから髪内部のタンパク質が流出すると、髪はどんどんハリ・コシがなくなって弱くなり、枝毛や切れ毛を引き起こすのです。

トリートメントの効果は2つ。髪の内部に油分や保湿成分を届けて補強することと、髪表面をなめらかに整えることです。

有効成分が洗い流しても「中に浸透」「表面に吸着」

トリートメントの有効成分は商品によって様々ですが、大きな働きは主に3つあります。
髪の中まで浸透、強度を高めてハリ・コシを出す。油分と保湿成分で満たされた髪はうねりが少なくなる。
浸透した有効成分が洗い流しても十分に髪の中に留まってくれる処方のものが多い。
キューティクルがはがれた部分に有効成分が吸着し、傷を保護して髪の絡まりを抑える。

有効成分は日々新しい成分が研究されていて、浸透・残留・吸着の効果が高まっています。

いつ、どんなときに使えばいいのか

髪表面の手触りだけならリンスやコンディショナーで改善できますが、傷ついた部分からは髪内部のタンパク質が流出しています。加齢によるメラニン色素の減少、ブラッシングなどでも髪の中はスカスカの状態になります。

普段そんなに髪に負担をかけていないつもりの人やショートカットの人でも、1週間に1度はトリートメントをしてあげるといいでしょう。特にパーマを繰り返している人は髪内部のタンパク質組織を傷つけて動きを出しているので、トリートメントは必須です。

トリートメントで髪の毛は「よみがえる」の?

残念ながら1度傷んだ髪の状態が「よみがえる」ことはありません。どんなに高級なトリートメントをして手触りやツヤがよくなっても、本質から修復はされないのです。髪の毛は頭皮にある毛根の作用で伸び続けますが、髪そのものは角化細胞という「死んだ細胞」で修復能力がないからです。

現状以上の修復はできませんが、トリートメントは髪の内部を充填して丈夫にし、枝毛や切毛を防いでダメージが進行しないように食い止めます。トリートメントで見た目や質感を改善すると、傷んだ髪を「みちがえる」状態にはできますから、髪を伸ばす過程ではとても大切な効果です。

自宅で上手にケアしよう!トリートメントの使い方

シャンプーの後で使う仕上げ剤は1種類でOKです。トリートメントをする日はコンディショナーなどを使う必要はありません。コンディショナーは髪表面を保護する効果が高いので、トリートメントと併用すると髪の中に有効成分が浸透しづらくなります。

家庭で行うヘアケアの場合、髪の傷みや膨らみが気になる方は毎日してもいいでしょう。ヘアスタイルにボリュームを出したい方は、有効成分を吸った髪が重たくなることがあるので、数日に1度で調節するのがおすすめです。

トリートメントの方法

  1. 頭皮ではなく髪の毛につける。
    油分が濃厚なので、皮脂汚れを落とした毛穴を詰まらせないようにしましょう。毛先を中心にまんべんなく髪の毛につけていきます。
  2. たっぷりの量をつける。
    有効成分が全ての髪の毛に浸透するように、たっぷりの量をつけます。製品の使用目安を確認し、長さに合わせて惜しみなく髪にのせましょう。逆に目安を大幅に超える量をつけても無意味なので、説明は必ず確認して下さい。
  3. 温める、時間をおくのも効果的
    有効成分が浸透するように温めてキューティクルをゆるませ、時間をおくのも効果的です。量と同様、時間も製品によって異なります。市販品であれば数分でいい場合がほとんど。余裕があればトリートメント中に温かいタオルなどで髪を包むといいでしょう。
    すすぎはしっかり丁寧に
    トリートメントは髪の中に浸透すると、タンパク質と結合してすぐに流出することはありません。すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になります。一定時間おいたらすすぎはしっかり行いましょう。

お風呂の外でもトリートメント

お風呂で使って洗い流す「インバスタイプ」のトリートメントだけでなく、お風呂の外で使う「アウトバスタイプ」もあります。寝る前に使うことでナイトリペアの効果を発揮し、毛先の集中ケアにむいています。スタイリング剤にも使えるなど、アウトバストリートメントには様々なタイプがありますので、特に傷みが気になる場合は試してみましょう。

アウトバスタイプのトリートメントに関するコラムはこちらから読むことができます

サロンと自宅、違いはあるの?

サロンで行うトリートメントは高価格ですが、自宅のケアとの大きな違いは「効果持続期間」と「技術」です。

自宅で行う場合の多くは入浴中なので、あまり長い時間おくと体が冷えてしまいますよね。効果が高くても浸透に時間のかかる成分は市販品にできません。サロンで扱うトリートメントなら多少時間がかかっても問題ないので、有効成分が高濃度で配合してあります。

また、サロンには蒸しタオルでキューティクルを開かせて浸透率を高めたり、何重にも重ねて浸透させたりといった技術があります。このため、トリートメント効果は自宅のものより高く長持ちするのです。

サロンでは主にダメージ直後のケアの役割

カラーやパーマを行った直後、薬剤の影響で頭皮と髪はアルカリ性に傾きます。キューティクルも開いてしまうので、染色成分や髪内部のたんぱく質が髪の外に出ていきやすい状態です。このため、適切なヘアケアをカラーやパーマと同時進行するのがベストになります。

サロンでのトリートメントは、ダメージへの直後ケアの役割が大きいでしょう。髪を健康な弱酸性に戻してキューティクルを引き締めるため、施術メニューに見合ったトリートメントを提供してもらえます。

自宅でのヘアケアはサロン同様に大切

サロンのトリートメントに対し、自宅でのヘアケアは日々の地道なお手入れです。サロンのように長持ちするトリートメントは難しいのですが、今以上のダメージを防ぐには自宅のお手入れが欠かせません。自宅でも定期的なトリートメントを習慣にして、ダメージが進行しないようにコントロールしましょう。

まとめ

キューティクルは繊細で日常的に傷むので、どんなに注意しても髪の内部から栄養が失われていきます。髪表面の保護も大切ですが、内面の栄養補給はトリートメントでしかできません。自宅でも定期的に行って、髪を中から補強しましょう!

商品画像
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