入浴剤とバスソルトは違うもの?成分や効能に差はあるの?

2021.02.22 バスタイム
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バスタイムを楽しくする「入浴剤」。色や香りがついたもの、粉末、液体など沢山の種類があります。選択肢が多いのは嬉しいのですが、どれを選べばいいか迷ってしまいますね。特に「入浴剤」と「バスソルト」は違いがよく分からないという声も多いようです。どちらもお風呂に入れるアイテムですが、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか。

バスソルトは入浴剤の一部に含まれます

家庭での入浴を楽しむための「入浴剤」は、日本では明治中期以降に商品化されました。湯船の中に入れて使用し、温浴効果を高める製品のことです。
バスソルトは原料が主に天然塩の結晶である製品で、広い意味で入浴剤の一部に含まれます。

厚生労働省の定める入浴剤の区分は4つある

同じ入浴剤でも、厚生労働省が定める区分は4つ。含まれる成分や広告表示が法律で決められています。

  • 医薬品
    製造や取扱が特に厳しく、通常の入浴剤には認められていませんが、ごく一部の生薬薬湯に認められています。
  • 医薬部外品
    『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)によって「人体に対する作用が緩和であること」と定められ、一定の効能を表示することができます。
  • 化粧品
    医薬部外品と同様ですが、皮膚の清浄など主に美容目的を中心に「人体に対する作用が緩和であること」と定められています。
  • 雑貨
    人体に対する作用や健康効果、美容効果をうたうことはできません。主に香りや色を楽しみ、精神的なリラックスを得るための入浴剤です。

区分に関係なく、お風呂のお湯に溶かして楽しむものを広く「入浴剤」と表現します。バスソルトはその中の1種類なのです。

「入浴剤」は主に医薬部外品

一定の効能を表示された入浴剤は、そのほとんどが医薬部外品です。「医薬部外品」と名称を表示する義務があるので、パッケージに明記してあります。また、承認許可の都合上、どの商品にもある程度同じ成分が含まれています。天然成分のほかに添加物が必要になる場合がほとんどで、無機塩類、保湿剤、生薬類、有機酸類、酵素類、そして色や香りをつける着色料、香料などです。

パウダーや顆粒、カプセル、液体などの形状が認められており、効能としてはあせも・荒れ性など肌に関することや、肩こり・疲労回復・冷え性などが対象です。これらの効能に合わせて配合される添加物が変化し、効果が一定に保たれているのが特徴といえるでしょう。

「バスソルト」は主に化粧品

バスソルトは天然由来の塩の結晶であることが多く、リラックス効果を高めるために色や香りがつけられたものもありますが、たいへんシンプルな原料です。成分は製品によって様々で、規定の添加物が入っていないため医薬部外品としての登録は出来ないのですが、保温効果や肌の保湿作用などが高いのが特徴です。化粧品としての規定をクリアして「浴用化粧品」「入浴用化粧品」として販売されているものが多いようです

入浴剤に対して形状は塩の結晶のみで、錠剤や液体はありません。湯舟ですぐ溶けるようにパウダー状に加工されたものもあります。大きな結晶はゆっくり溶かす必要がありますが、適度な粒状のものはお肌をマッサージするスクラブとして使用することができます。

ヒマラヤ岩塩のバスソルトはミネラル成分由来のカラフルなバリエーションが特徴で、自然な美しい色が楽しめます。特に女性に人気なのはかわいらしいピンク色をした「ピンクソルト」「ルビーソルト」など。「ブラックソルト」なら硫黄の香りを楽しめます。

効果に差はある?それぞれの配合成分で特徴が異なる

どちらも使い方は同様の入浴剤とバスソルト。配合成分によって特徴が異なります。バスタイムは単純な温浴効果を得るほかに、一日の緊張と疲れを癒してゆったりくつろぐのも大切な目的です。特徴を知って最適なタイプを選びましょう。

主成分によって特徴が違うので、効果的に使いたい方は意識してみましょう

バスソルトは温熱効果と美容効果が高い

入浴剤の中でもバスソルトはほぼすべて天然由来成分で、シンプルなものは岩塩や死海の塩のみの製品もあります。香料や着色料も天然由来のものが多いようです。浴用化粧品であるバスソルトは、ナトリウムやマグネシウムなどのミネラルが非常に豊富です。主成分である塩化ナトリウム(塩分)は体の表面に膜を張って熱を逃がさない効果が高く、温熱効果、スキンケアでお肌を美しくなめらかにするといった美容効果が高いのが特徴です。
ミネラルは皮膚から吸収されて体の中にも作用し、毎日続けることで自然な効果を得られます。

天然成分を自宅で気軽に楽しみたい方、代謝を高めて老廃物を出すデトックス効果を得たい方、美容やスキンケアを重視したい方にはバスソルトがむいています。
バスソルトの効果や詳しい種類はこちらに記事があります(リンクを使用)

入浴剤は系統によって5つの効果

入浴剤は医薬部外品登録の関係上、配合される基本成分が決まっています。どの成分が多いかで、大きく分けて5つの効果が得られます。

  • 無機塩類系(温熱)
    バスソルトの主成分である塩化ナトリウムもここに分類されます。お湯をまろやかにし、体をポカポカ温める効果があります。
  • 保湿剤系(保湿)
    植物油などの油分、グリセリンやスクワランといった保湿添加物でお肌をしっとりさせます。
  • 生薬系(生薬配合)
    体を温めたりお肌を健やかにする生薬が配合されます。これは天然由来成分で、有名なヨモギやショウブ、ハッカ油など様々なものがあります。
  • 有機酸系(炭酸ガス)
    お風呂に入れるとシュワシュワと泡立つ炭酸ガスを発生させる素になります。血行促進を狙って添加される成分です。
  • 酵素系(スキンケア)
    お肌の表面にあるたんぱく質を分解する酵素を配合することで、皮膚を滑らかに整える作用があります。パパイン酵素などがこれにあたります。

最近ではこれらの効能が複数組み合わされた入浴剤が多いようです。

生薬などは天然由来成分ですが、人工的に合成された添加物による効能が大きな役割を果たしています。

バスソルトで美肌を目指そう

入浴剤の「無機塩類系」とバスソルトは、どちらも塩化ナトリウム(塩)の温熱効果が高いアイテムです。効果の比較は難しいのですが、バスソルトは岩塩や死海の塩など天然ミネラルが非常に豊富。塩分以外の様々なミネラルが肌から吸収され、代謝が高まってたくさんの汗をかきます。この作用により血行促進、体温上昇など自分の体の作用を高めた結果で様々な効果を得られます。むくみの解消と代謝を高めることにより、体の中から老廃物を押し出すデトックス効果が高いのも特徴です。

保湿効果を比べてみると、入浴剤は添加物の働きによって皮膚に潤いを与えるのに対し、バスソルトは自分の肌の作用を高めることで潤いを保つことになります。保湿効果はどちらもありますが、特にバスソルトは健やかな美肌を育てるつもりで毎日のケアに取り入れるのがおすすめです。

入浴剤は即効性があり、バスソルトは体質改善に効果的だといえるでしょう。

まとめ

入浴剤もバスソルトも、入浴の温熱効果を高めて体調を整えるサポートをしてくれます。お肌にうるおいが欲しい、精神的にリラックスしたい、好きな香りを楽しみたい…目的に合わせて上手に取り入れて、毎日のバスタイムを楽しくすごしましょう!

商品画像
ブランド Cure Cure Cure
商品名 Cureバスタイム 無香料 Cureバスタイム フルーティローズの香り Cureバスタイム フレッシュオレンジの香り
特徴 ヒマラヤで採れた100%ナチュラルな岩塩「ルビーソルト」を使用 天然ヒマラヤ岩塩の良さをそのままに華やかで贅沢な「フルーティローズ」をボトルに詰め込みました 天然ヒマラヤ岩塩の良さをそのままに柑橘系の爽やかな「フレッシュオレンジ」をボトルに詰め込みました
タイプ バスソルト バスソルト バスソルト
内容量 500g 500g 500g
販売価格 4,180円(税込) 4,180円(税込) 4,180円(税込)
詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る
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商品名 Cureバスタイム 無香料 Cureバスタイム フルーティローズの香り Cureバスタイム フレッシュオレンジの香り
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タイプ バスソルト バスソルト バスソルト
内容量 20g 20g 20g
販売価格 275円(税込) 275円(税込) 275円(税込)
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